ARES SL9 EFCS 次世代G36 違い 加工編
前回に引き続きARES SL-9の電子トリガーメカボックスの記事です。動画もあるゾ。
過去記事はコチラ⤵︎ ︎
☆前回までの違い☆
アレスカンパニーのSL9 EFCSメカボを入手。
東京マルイカンパニーの次世代G36Cの外装に移植する事を決意したPANAPU。
理由は、
・外装が余ってて加工失敗してもダメージが少なそうな事
・次世代G36シリーズはバレル固定方式やチャンバー周りが海外製よりしっかりしている事
メカボックス比較
左が東京マルイ、右がARES
次世代レシーバーにARES用セレクターギアがぴったり
Ver3EFCSメカボックスが奥まで入らない←今ココ
ロアレシーバー加工編
まず、レシーバーがキツキツです。
次世代G36用のモーターホルダーを移植すれば綺麗に入るのではと考えましたが、メカボの厚みが違うせいか、隙間ができてしまいました。
そのためモーターホルダ交換は諦めます。
また、EFCSメカボのモーターホルダはグリップエンドカバーの固定用ボルト穴とズレてるのに加えて、干渉してカバーが付きません。
干渉は削って回避。
固定用ボルトは、諦め。
さらに問題なのが、ロアレシーバーのおしり部分です。
素直に切断します。
・フレーム後端パーツの切断
・モーターカバーの加工
でロアレシーバーに入ったつもりになっていました。
残念。
EFCS基盤が入るスペースが足りませんでした。メカボ右側面とレシーバーの間の薄〜い隙間に基盤とセレクターギアが入ります。
加えて、アッパーレシーバー側の接続部分も干渉の可能性がありました。
基盤干渉部分の加工
普段は見えない部分ですが、ロアフレームの後ろを一部除去。
左側面も配線スペースが足りなさそうだったので一部除去。
(メカボのQDスプリングを取り出せるようにフレーム後端もさらに削りました)
アッパーの金属パーツもメカボ側を削ります。
本当はアッパーの樹脂パーツと繋がるボルトが通る場所ですが、諦めます。
めっちゃ短いボルトなら入るかも。
ロア内側
引っかかりそうな所はとりあえず削りました。
セレクターギア
スペースが狭いため、セレクター側も少し削って薄くしました。手作業だからほとんど厚み変わってないけど…
次世代G36外装にEFCSメカボックスが入った!
やったね!
(本来メカボを固定するはずのグリップエンドのボルトとトリガー上の細いピンは入らないので諦めました。レシーバーピン1本で固定する予定です)
メカボックス調整
次世代ロアフレームにEFCSメカボを加工してポン付け出来たので、次はメカボの調整に入ります。
SHSハイトルクモーター
モーターホルダとモーターの間に隙間があって、モーターが回った時に中で暴れていたのが気になったので、テープを使って隙間を埋めました。上下の位置調整はやり難くなりましたが…
SHS 13:1ギア
セクターギアには磁石を埋め込んでいます。
EFCSはギアの磁石を感知してモーターの回転を止めているため、磁石位置を調整する事でプリコック気味の位置で停止します。
一応セクターカットされていますが、今回は特にハイサイクルを目指してる訳ではありません。
パーツを見て気づいた方もいるかもしれませんが、最近S&T G36Cに入れたハズのパーツです。PANAPUはまともなパーツをあまり持っていないので、かっさらってきました。
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擬似ブローバックパーツ
ピストンに連動して前後に動くブローバックパーツは、付いたままだと邪魔なので外します。ネットで見かけたやり方ですが、代わりに透明のプラ板を入れます。プリコックの停止位置とか見易くて便利ですよ。
トリガースプリング
ver3EFCSメカボックスの汚点。
付けにくい、すぐ外れる。
これが無ければ凄くシンプルでいいメカボだと思います。
トリガーショートストローク加工
EFCSはトリガーとカットオフの連動を考慮しなくていいので、トリガーを詰め易いです。ver2とver3メカボックスで少し構造が違いますが、原理は同じです。
簡単…なハズですが、説明しようとすると文章がいっぱいになりますね。
①
①どこまでトリガーが進んだら制御スイッチがONになるのかを確認
今回はトリガーの出っ張りが入る角度を垂直ぐらいまで進めておきました。
②
②スイッチがONになる直前の位置まであらかじめトリガーを進めておくために、詰め物をする
今回はプラ板を2.5mm程度重ねてメカボ側に貼りました。
③
③セフティが入るようにトリガーのセイフティ用の突起を削りました。
樹脂トリガーなので削るのは楽です。
これでショートストローク加工はできるのですが、このままだとフレームに収まりません。
ロアフレーム上からメカボを下に押し下げる際にアンビセレクター連結シャフトと干渉します。
干渉イメージ
トリガーを詰める事で、シャフトの入る隙間がなくなってしまうためです。
セレクターギア用シャフト
薄くなるよう平たく削りました。
強度が心配です。
トリガー
勇気を出してトリガー裏側の突起も削りましたが、普段は見えない場所でした。
入った!
セレクター調整
メカボックス調整、ショートストローク加工が終わったので、動作確認とセレクター調整をします!
今回使うセレクターはARES SL9のものです。ver3EFCSメカボには2点バーストが付いているので、マルイ次世代G36と同じセレクター位置という訳にはいきません。確認した所…
安全位置:マルイ位置と同じ
セミ位置:マルイ位置と同じ
2点バースト位置:
マルイのフル位置よりちょっと手前
わりとピクトグラムぴったり。
フル位置:
マルイフル位置よりちょっと奥
だいたい垂直に立つぐらいの位置
凹穴空け加工
だいたーいこんな感じ。
マルイ次世代G36はレシーバー左側面にのみセレクターの凹みがあります。
そのため今回はセレクターの出っ張りパーツを右側面セレクターに付けて、レシーバー右側面に凹みを新造します!
グリスを塗って試してみたところ…
硬い!! 深く掘りすぎたかもしれません…
穴の角度をマイルドにしてみると大分マシになりました。それなりにカチカチしてくれて、バーストとフル切り替わるようになりましたよ!
(ただ、穴がデカすぎたかもしれません…)
動作確認してみると、意外とメカボックスが暴れる感じがします。
やはりグリップエンドを固定したいと思いボルト挿入口を拡げる追加工。
固定ボルト(ありあわせ)が入るようになりました!
外装組立編
後は組んでいくだけ!
削ったから干渉ナシ…ジャナイ!?
何かが金属パーツ後端に当たっています…
削れ具合から察するに…
金属パーツのちょっとした凸を削りました。
少し不恰好ですが、一応入るようになりました。
また、アッパーレシーバーの右側面内側、EFCS基盤に被さる辺りはこんな感じ。
念の為リブを削り取りました。
アッパー装着!
マグウェルとバレルユニットを接続!
チャンバー位置関係ヨシ!
メカボ→チャンバー→マガジン給弾口 に干渉や隙間が無いか確認します。おそらく多分大丈夫でしょう…
バレル
インナーバレルは良いものが無くて、かなり短いものをチョイス。
アウターバレル
思ったより前方配線が短かったのでアウターバレル接続後にバッテリー配線通せるように樹脂パーツを抉ってみました。
ハンドガード
おや?おやおや?
いつぞやの端材では…?
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他にも3Dプリンタパーツなどを組み込んで…
完成!
どうですか、この、なんというか…
ダサい!
見た目はマルイのちゃっちい外装でしかも激ダサ。一方、中身は最新の電子トリガー!
キッズはそういう矛盾した存在が大好きですよね。
キッズちゃうわ( ◜ω◝ )
ちなみにバッテリースペースがありません。
動作確認
磁石位置も調整不可のお手軽プリコックの割にはいい感じに動きます。クリック感の無いトリガーも悪くないですね。
指きりについてきてくれるのが一番嬉しいです。実際はこんな撃ち方しませんが、最近はキレキレの銃が多くて、出来てあたりまえ、みたいになってますよね…
そう思うと、以前カスタムしたArrow dynamic のSR-16はEFCSじゃなかったんか?
悲しくなってきます…
まとめ
ARES ver3EFCSをマルイ次世代G36に(無理やり)移植する奮闘記でしたがいかがでしたか?
今回の記事で次世代メカボックスとEFCSメカボックスはそもそも別物だという事は分かったと思います。ちなみに前記事で触れましたが、S&Tメカボとも別物でした。
やっぱり、銃一式で買うのが楽ですね。今回の移植、乱暴すぎるモン。誰も真似しないでしょ…
マルイフレームの優れた点であるバレルかっちり固定ですが、どれぐらい射撃精度に影響あるんですかね。PANAPUもまだまだ未熟者なのでメカボ周りを卒業してチャンバー周りに拘れるようになりたいものです。でも精度って数値化しにくいんですよね。試射する場所も無いし…
余談ですが、2020/june現在、LancerTacticalのAlphaストック販売とかHeraArms CQRの再販とかでパーツ類が売り切れてるの見ると、やっぱりサムホールってスゲーと思う。一方のSLシリーズよ。
おまけ(弄りました)
S&T G36Cと
くびれ感は(・∀・)イイ
GE 次世代化SL9と
最後まで見てくれてアリガトネ。